なんで勉強するの?

「なんで勉強するんですか?」

 

おそらく塾講師や家庭教師をしてる人は少なくとも一回は聞かれる質問ではないでしょうか。僕もされます。大抵こういう質問してくるやつはロクでもないやつばっかだし真面目に答えても3分後には忘れてるんで適当に答えてるんですが。でも、この質問ってなかなか答えづらくないですか?おそらくほとんどの中学校や高校の先生もマトモに答えられないのではないでしょうか。勉強しろって言ってるやつがなんで勉強するか答えられなかったらそれはそれでどうかとおもうけど

 

そんなこんなで、僕なりに勉強することの意義について思う事を書いていきます。ここでは、「なんで勉強するんですか?」の質問者が中学生であることを想定して書いていきます。つまり、ここでいう「勉強」はテストや受験のための勉強を指し、大学以降の「学問のための勉強」を指しているわけではありません。あしからず。

 

僕が思う勉強のメリットは二つあります。「社会的に信用される」ことと「賢くなる」ことです。

 

社会的に信用されるってのは要するに学歴です。やっぱりいい大学に行けばそれだけ選択肢も広まるしいろんな人から信用されるわけです。勿論「学歴が全てじゃない」っていう人もいる。確かに全てじゃない。でも、学歴で人を判断する人間って予想以上に多いです。特に社会的に成功している人に限って。僕は昔カラオケ屋で働いていたんですけど、実業家で成功している人と仲良くなった時「こういう仕事は造形や同女の連中に任せて君は他のことをやりなさい。」って言われたことがあります。THE 学歴厨って発言ですね。正直僕も引きました。この例は極端なものとしても、学歴で人を判断する人間は結構います。だから、勉強しましょうってのが一つ。

 

もう一つのメリット、「賢くなる」について。よく「勉強したからって何にもならない」「因数分解なんて社会に出てなんの役にもたたない」っていう人いるじゃないですか。確かに「学ぶ」内容そのものは社会に出ても役に立たないかもしれません。でも僕が思うに「勉強を通じて身につく能力」は世間で役に立ちます。例えば数学。自分が受験勉強をしてた頃を思い出して欲しいんだけど、問題を解く時なにを意識していましたか。おそらく「ケアレスミスをなくすこと」ではないでしょうか。数学では少しでも問題文を読み違えたり計算ミスをすると大崩壊を起こす訳で、みんな死ぬほど注意深く問題を解きますよね。僕は数学を学ぶ意義はここにあると思います。つまり重複なく漏れなく考える能力が養われる訳です。この能力はいわばビジネスでいうMECE(Mutually Exclusive and Collectively Exhaustive)に該当します。つまり、数学の受験勉強を通じてロジカルシンキングに必要なMECEの力が身につく訳です。

 

この点を踏まえて考えると、「企業が学歴で人を判断する」理由もわかるのかな。学歴いい→勉強ができる→MECEに考えられる→仕事ができるってな訳で。実際に一橋だかどっかの研究で「学歴」と「収入」との間には相関関係はあっても因果関係はないってことがあきらかになってたはずです。つまり、いい大学に通ってる「から」収入が高い(=有能)な訳ではなく、有能なやつがたまたまいい大学に通ってたってことなんです。

 

そんなこんなで勉強する理由について僕が思うことを書きました。まとめると、勉強ができたからってそれ自体で人生勝ち組になれる訳ではないけど、してるといっぱいメリットがあるよってことです。何か当たり前って結論でごめんなさい。

 

みんな勉強しようね。別にいい大学に行ったからって女は寄ってこないし周りは変な奴ばっかだし学食もたいして上手くないです。でもいいことはあるよ。たぶん。

 

おわり