モチベーション革命?

  最近、若者のモチベーションに関する議論が盛んな気がして。多分去年出版されたモチベーション革命とかの影響だろうけど。そう言った議論でよく耳にする「今の若者は金銭や物質的な豊かさには固執していない」という話。モチベーション革命は、まさにこの事を前提として、今の若者は金よりもやりがいを重視してるから、ワークライフバランスなんてのよりライフワークバランス(好きな事で食っていく)を目指そうぜって感じの本なのです。

で、こう言った議論を目の当たりにして常々思うんだけど、

 

そもそも前提おかしくない?

 

普通にお金欲しいよ、ぼく。どっかの経済学者が年収800万以降の収入の上昇は幸福度に貢献しないって言ってたけど、年収2000万貰えたら何でもするよ。やりがいってのも勿論重要なんだけど、そもそもこう言った議論をしている人たち、ITベンチャーでやってくぜー的な若者を“現代の若者”ってしてないかな。バイアスかかってそう。なーんかそこに違和感を感じる。違和感違和感。

 

草食系男子って言葉とかのせいで、今の若い人と団塊の世代の人たちは違うって思いがちだけど、本質的にはあまり変わってないと思うんだよね。結局、いつの時代の人たちも大好きなのは金・暴力・セックスですよ。

 

おわり